TAM Music Factoryの舞台裏

音楽素材屋の管理人(多夢(TAM))がHP管理、日常生活、音楽制作などに関して綴っています

読書ネタ

読書メーター(2017年3月分)

3月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1215ナイス数:14

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にするエッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする感想:それなりの社会的地位にいないと実践できない内容も多いと思いますが、凡人であってもいくつかは実践できそうです。例えば、依頼された仕事の本質(目標)を見極め、余分なことはしないこと。あれもこれも手を出して、結局すべて中途半端になることを避けること。あふれる情報・SNS・交友関係等に振り回されて終わる人生で本当に良いのか?つまり、自分の人生で本当に何が重要なのかを見極めることなどです。このように、とにかく「立ち止まって考えること」が大事とも言っていますね。読了日:03月27日 著者:グレッグ マキューン

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる感想:分かっているけどなかなか取り組めない。先送りにしてしまう。そんな人に対して、背中をポンと押してもらえる内容です。実際に、気持ち的ハードルが高い事象に対して失敗しないところからとにかく手をつける…という手法を取り組んでみました。手をつけることで、仕事の全体像がつかめ、思ったよりすんなり進んだ感がありました。気持ちの切り替え(視座の変化)はなかなかうまく行きませんが、こういった本はまず実践してみて、自分に合う部分を取り入れていけば良いかと思います。(図書館本)読了日:03月23日 著者:藤由 達藏


ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)感想:最初に登場人物の紹介と相関図があります。1巻が出たのが約6年前、6巻も約2年前ですから、これまでの流れがうろ覚えとなっており、複雑な人間関係の確認をすることができ有り難かったです。今回取り上げられるのは海外の古典ということで、少しイメージしにくいところもありましたが、古書を巡る独特な世界観、大輔くん&栞子さんの世界は健在でした。完結ということで寂しい感がありますが、番外編等の構想もあるようなので楽しみです。読了日:03月10日 著者:三上 延


ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)感想:時代を超えた料理人の料理に対する情熱を感じさせてくれるだけで無く、料理の本質をも考えさせてくれます。自分が死ぬ直前に食べたいものとして何を選ぶのかな?電車に乗りながらこの本を読んでいたのですが、クライマックスで涙ぐんでしまいました。しかし、途中で終着駅に着いてしまい、読むのを止めなければならず、残念な状態になりました。事実が語られるクライマックス部分は、一気に読めるときに読みましょう(笑)。読了日:03月04日 著者:田中 経一

読書メーター(2016年12月分)

2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:676ページ


音と振動の科学 (おもしろサイエンス)音と振動の科学 (おもしろサイエンス)感想
本書の「はじめに」にも記載されていますが、音と振動というタイトルながら、自然災害などについても触れられており、本としての全体のまとまりはありません。車や建物、交通、災害など内容は多岐にわたり、工学的な部門でも分かれると思います。図が多用されていますが、それでも難しく感じる部分がありますので、興味があるところを深く読む形でしょうか。個人的には人間と音の感じ方についてや、低周波に関して興味を持ちました(図書館本)
読了日:12月20日 著者:山田伸志

あの俳優は、なぜ短期間で英語が話せるようになったのか? (SB新書)あの俳優は、なぜ短期間で英語が話せるようになったのか? (SB新書)感想
最速で英語をマスターする極意…という帯に引っかかって買ってしまいました。結局は、英語を学ぶ目的を明確にすること、そして、とにかく使うことに…集約されるような気がします。台本をテーマして練習する部分は、英語本としては珍しい印象でした(効果は別として)。
読了日:12月5日 著者:塩屋孔章,ラッセル・トッテン


珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
待望の5巻目。源氏物語をめぐって繰り広げられるストーリーは、ビブリア古書堂の事件手帖を連想してしまいました(ついつい、美星を栞子とを混乱)。そういえば、今年は不倫がブームだったなぁ~と思いつつも、最後には…じわっと来ました。
読了日:12月3日 著者:岡崎琢磨

2016年11月末の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1059
ナイス数:36

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)感想
会話中心のストーリーで登場人物も少ないためすらすら読めます。映画化決定!!という帯に惹かれて買ったものの、ほとんど予想できる展開で、ちょっと物足りなさを感じました。 ただしそれは、自分がしている仕事の苦しみが、それほど大きくない状態だったからかもしれません。自殺というテーマを取り扱っていながらも「ヤマモト」というキャラクターのおかげで全体的に重々しくなく、後半は仕事で苦しんでいる人に対してへの、著者からの救いのメッセージが多く含まれています。
読了日:11月27日 著者:北川恵海

ヒットの崩壊 (講談社現代新書)ヒットの崩壊 (講談社現代新書)感想
最近は、誰もが知っているヒット曲が生まれず、さらにCDが売れなくなったのは、生産される音楽の質が下がったから…と考えてしまうが、この本ではヒットの本質について音楽業界の視点から触れられている。今は「所有」から「アクセス」へ。CD販売が減る一方で、音楽ライブ市場、配信市場は伸びており、決して音楽市場が衰退している訳では無いこと、さらに日本は古き慣習が残っており(オリコンチャートもその1つ?)、世界の波に乗り遅れていることも良く分かった。これから業界にチャレンジしようと思う方は、読んでおくと良いと思う。
読了日:11月25日 著者:柴 那典

なぜかミスをしない人の思考法 (知的生きかた文庫)なぜかミスをしない人の思考法 (知的生きかた文庫)感想
自分的にやらかしてしまったことがあり、この本を購入しました。自分の仕事の立場と直接的な関係がなくとも、多くの失敗事例が含まれているので参考になります。「おわりに」は何気なく勇気づけられる言葉があり、自分を含めてこの本を手に取った人の心理状況を見透かされているような気がしてしまいました。
読了日:11月18日 著者:中尾 政之

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)感想
この本を知ったのは、私の素材楽曲が本作のPV(河野裕『いなくなれ、群青』『その白さえ嘘だとしても』PV|新潮文庫nex)に使われたことに遡ります。そのとき、表題と表紙デザインに惹かれたことを覚えています。前作を読んだため、2作目は独特な世界観と登場人物をすんなり受け入れることができ、現実的っぽくも現実でない階段島の世界を、頭であれこれ想像しながら読み進めることが楽しく感じられました。今後魔女はどうなるのか?第3作目も読んでみたいです。
読了日:11月15日 著者:河野 裕

読書メーター

2016年10月末の読書メーター

2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊:忙しかったこともあり、減ってしまいましたが、個人的には週1冊くらいでもいいかなと。
読んだページ数:1044ページ
ナイス数:65ナイス

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)感想
読み終えた後、ほっこりとできたのは根からの悪人が出てこないためだろう。最初は場展が多く、ややじれったさを感じたものの、個性的なキャラクターが次々登場し、それらに少しずつ繋がりが出てくると夢中になってしまいました。偶然の重なりで話が繋がっていく部分もあり、主人公百瀬が東大法学部を主席で卒業した天才ぶりを発揮した感はなかったので少し残念な印象も持ちましたが、ストーリーの全容を改めて考えてみると、著者はそれよりも、百瀬の人間性を表現したかったのかもしれません。
読了日:10月22日 著者:大山淳子

小説 君の名は。 (角川文庫)小説 君の名は。 (角川文庫)感想
映画を見ておらず、「男女が入れ替わる、のほほんとした恋愛モノ」と思い込んでいた自分としては衝撃的な展開でした。男子と女子、東京と田舎。現在と過去。対局的な心情や風景を繊細に描き分けながら、それを結んでいく…映像だとどうなるのか想像しながら一気に読み切りました。あとがきによると、映画では音楽の担う役割も大きかったと評されておりますし、新海監督による風景描写は評判が非常に高いので、やはり映画そのものが気になってしまいます。
読了日:10月19日 著者:新海誠

「体温を上げると健康になる」「体温を上げると健康になる」感想
体温が上がると免疫力が上がり、健康になる・・というのは理解できました。しかし、実践方法(別に本が出てるようですが)は眉唾物的な印象が否めません。この本は根拠ある知見に基づき書かれている…ように思わせておき、主観的な(自己経験的な)視点も多い。「就寝時間までが短いのであれば夕食を生ジュースにする」…とかはエネルギー的なことを考えていないし、「トマトのおかげで中1までは身長がトップだった」は、もう極めつけ。ダイエット本と同じで、話半分で良いかと。(古本)
読了日:10月16日 著者:齋藤真嗣

誰かに話したくなる大人の鉄道雑学 新幹線や通勤電車の「意外に知らない」から最新車両の豆知識、基本のしくみまで (サイエンス・アイ新書)誰かに話したくなる大人の鉄道雑学 新幹線や通勤電車の「意外に知らない」から最新車両の豆知識、基本のしくみまで (サイエンス・アイ新書)感想
雑学というよりは、安全・乗り心地・定時運行等のために、最新の鉄道にはどのような技術が使われているかが中心に書かれている印象でした。50の項目について、カラー写真・図入りで数ページごとにまとめられているので、読みやすかったです。いくつか「へぇ~」もありました。
読了日:10月3日 著者:土屋武之

読書メーター

2016年9月末の読書メーター

2016年9月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1640ページナイス数:43ナイスドラゴンクエスト30thアニバーサリー ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ! /原著 堀井雄二 (SE-MOOK)ドラゴンクエスト30thアニバーサリー ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ! /原著 堀井雄二 (SE-MOOK)感想文字数に限りがあり、ひらがなしか使えない…。特にファミコンの時代には、大きな制限があったからこそ生まれた名言があるように感じました。もちろん、プレイヤーを驚かせたり、楽しませようとする堀井氏のこだわりがあったからこそですが。もし、この読書メータの感想も、文字数20に制限されていたら、自分はどう書くのかな?読了日:9月24日

かぐや姫の物語 (角川文庫)かぐや姫の物語 (角川文庫)感想竹取物語といえば「子供の頃に絵本で見たかぐや姫の物語」「高校の古文の教科書に出てきて読まされた竹取の翁の物語」そんな認識しかありませんでした。改めてこの物語を読んでみて、多少の脚色は無視しても、本当の幸せとは何かを問う作品だったことに今更ながら気づかされました。高畑監督が敢えてこの物語を映画の題材として取り上げたのは、まさに日本人の誰しも知っている古典を通して、本当の幸せとは何かを現代の世に投げかけたかったのかもしれませんね。読了日:9月23日 著者:

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)感想この本を知ったのは、私の素材楽曲が本書のPVのBGMとして使用されたことに遡ります(河野裕『いなくなれ、群青』『その白さえ嘘だとしても』PV|新潮文庫nex)。最近、書店で本書を見かけ、表紙の絵にも惹かれたことで購入しました。最初は取っつきにくかったのですが、徐々に世界観を理解することができました。こういうのもありかなと。続編は、また書店に平積みされていたら買って読もうと思います。読了日:9月21日 著者:河野裕


ラクして成果が上がる理系的仕事術 (PHP新書)ラクして成果が上がる理系的仕事術 (PHP新書)感想理系・文系の2つに括って話を進めるのはやや違和感があるものの、知的生産性を高めることに主眼を置いて、先人の言葉を引用しつつ、少しでも読者の役に立てば…というスタンスで書かれている。資料の集めすぎの注意(これは生産でない)等、アウトプット性を高めるためのスタンスについて心に留め置きたい点が複数あった。ただ、本書が書かれたのはスマフォ・タブレットがない時代なので、少し古さも感じる。読了日:9月16日 著者:鎌田浩毅


言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)感想「残酷すぎる真実」と題して雑誌連載されたものをまとめて、タイトルが変更されたもの。世の中の”きれい事”を信じている人でなければ、そうだろうと思えることも多く、自分としてはそれほど衝撃を受ける内容ではなかった。読みながら感じたのは、証拠があると強調しつつも、本書のような人を対象とした調査研究は、相反する結果が公表されていたりする場合も多いので、鵜呑みは危険だということ。その一方で、敢えてタブー視されていること(無視されていること)を取り上げることの意味は大きいかな。読了日:9月9日 著者:橘玲


おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)感想本書では「教養」を位置づけた上で、7項目に絞って説明している。意外と気にしていなかった根本的な事項をザッと知ることができ、既に知っていたことでも、目から鱗の補足説明もあった。この本は、取り上げた7項目を知った(知っていた)からどうこうという訳ではなく、さまざまな物事には見方・とらえ方によって変化することを認識してもらい、見る目を養っていくことが教養であると伝えているように感じた。読了日:9月6日 著者:池上彰


アレルギーはなぜ起こるか―ヒトを傷つける過剰な免疫反応のしくみ (ブルーバックス)アレルギーはなぜ起こるか―ヒトを傷つける過剰な免疫反応のしくみ (ブルーバックス)感想アレルギー持ちなので読んでみました。メカニズムは・・・難解でした。著者の読者に知って欲しいレベル設定が高すぎたように思います。 メカニズムの概要を知るだけであれば、ブルーバックス「新しいアトピー治療」の方が分かりやすいです。 印象に残ったのは、日本が清潔な環境になったからアレルギーが増えたと言われていますが、じゃぁ汚ければアレルギーにならないかと言われればそうでもなく、子どもの頃からアレルギーにならないようにする努力は、確率論的に無駄になりえることでした。読了日:9月4日 著者:斎藤博久

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